オンライン英会話で間違いを直してくれない時の頼み方
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オンライン英会話を数か月続けていると、こんな引っかかりが出てきます。
「毎回 Good! Very good! と言われて終わる」「明らかに変な英語を言ったのに、講師がそのまま流した」「レッスンは楽しいけれど、自分が何を直せばいいのか分からない」。
これは講師の手抜きとは限りません。むしろ多くの場合、講師は意図的に訂正を控えています。オンライン英会話の講師は「生徒に気持ちよく話してもらう」ことを重視するよう訓練されていることが多く、こちらから頼まない限り、細かい間違いには触れない運用になっているサービスもあります。
つまり、直してもらえないのは依頼が伝わっていないだけのことが多い。この記事では、訂正されない理由を整理したうえで、レッスン冒頭の10秒で使える依頼フレーズ、直してもらった内容を消さずに残す方法、そして「頼んでも変わらなかった場合」にサービス側で解決する道筋までをまとめます。
なお、英語の習得スピードには個人差があり、訂正の量を増やせば必ず話せるようになる、という単純な話ではないことは先にお伝えしておきます。
なぜ講師は間違いを直してくれないのか
原因は生徒側ではなく、たいてい構造側にあります。主な理由は4つです。
1. 「会話を止めない」ことを優先している
多くのオンライン英会話では、初中級者が黙り込んでしまうことを避けるため、講師は話の流れを切らない対応を基本にしています。文の途中で止めて文法を直すと、生徒が萎縮して発話量が減る。これは指導法として合理的な判断であって、放置ではありません。
ただしこの方針は、すでに話せるようになってきた人には物足りない。「もう黙り込むことはない、次は精度を上げたい」という段階に入ったら、こちらから方針変更を伝える必要があります。
2. 「通じたから正解」と判断されている
英語として不自然でも、意味が通じていれば講師は先に進みます。とくに a / the の抜け、時制のずれ、前置詞の取り違えあたりは、通じてしまうので流されやすい代表格です。逆に言えば、「通じるかどうかではなく、自然かどうかで直してほしい」と伝えれば、指摘の基準は変わります。
3. 依頼が抽象的すぎて伝わっていない
レッスン冒頭に「Please correct my mistakes.」とだけ言うのは、実はあまり効きません。講師からすると「どこまで直すのか」が分からないからです。発音まで直すのか、文法だけか、言い回しの自然さまで踏み込むのか。範囲を指定しない依頼は、無難な方(=あまり直さない)に倒れます。
4. 25分に対して直す量が多すぎる
初中級のうちは、厳密に直そうとすると1文につき2〜3か所は指摘できてしまいます。全部やるとレッスンが添削大会になり、話す時間がなくなる。講師は「全部は無理」と判断して、代わりに何も言わないという選択をしていることがあります。ここは「1レッスンで3つまで」のように上限を指定すると解決しやすい部分です。
レッスン冒頭10秒で使う「訂正の依頼フレーズ」
言い方は難しくなくて構いません。大事なのは、範囲・量・タイミングの3つを指定することです。
基本形(これだけ覚えれば通じます)
- Could you correct my mistakes today?(今日は間違いを直してもらえますか)
- Please don’t hesitate to correct me.(遠慮なく直してください)
範囲を指定する
- Please correct my grammar, not my pronunciation.(発音より文法を直してください)
- I want to sound more natural. Please tell me if my English sounds strange.(自然に話したいので、不自然な英語があれば教えてください)
- Please focus on my word choice.(単語の選び方を中心に見てください)
量とタイミングを指定する
- Please correct me right away, even in the middle of a sentence.(文の途中でもすぐ直してください)
- Please don’t stop me. Just write the corrections in the chat box.(止めずに、チャットに直したものを書いてください)
- Could you give me three main points to improve at the end?(最後に、直すべき点を3つ教えてもらえますか)
この3つ目、「最後に3点」形式が、社会人には一番使い勝手がいいと感じる人が多い方法です。会話は止まらず、それでいて持ち帰るものが必ず残ります。
直された後に使う一言
- Could you say that again slowly?(もう一度ゆっくり言ってもらえますか)
- What’s the difference between mine and yours?(私の言い方とどう違いますか)
直された英語をそのまま声に出して言い直すところまでやると、記憶への残り方が変わります。聞いただけで終わらせないのがポイントです。
依頼の仕方は3タイプ。自分に合うものを選ぶ
訂正の頼み方は、大きく3つのパターンに分かれます。どれが正解ということはなく、いまの自分のレベルと目的で選び分けるのが現実的です。
- A:その場で口頭訂正してもらう — 間違えた瞬間に直してもらう方式。定着は速い一方、会話が細切れになり、初級者だと発話量が減りやすい
- B:チャットに書いてもらう — 会話は止めずに、講師がチャット欄へ正しい表現を打ち込む方式。会話のリズムを保ちながら記録も残る
- C:レッスン後にまとめてもらう — 終了前の数分、またはレッスン記録に総評として残してもらう方式。復習しやすいが、細かい指摘は落ちやすい
オンライン英会話 | 訂正の頼み方
訂正してもらう3つの方法の違い
会話の流れを取るか、記録を取るか、で選び方が変わります
| 会話の流れを保てるか | 後から見返せるか | 細かい指摘まで拾えるか | |
|---|---|---|---|
| A:その場で口頭訂正 「文の途中でも直して」と依頼 | × 会話が細切れになりやすい | × 聞いた直後に忘れやすい | ○ 気づいた瞬間に拾える |
| B:チャットに書いてもらう 「止めずにチャットへ」と依頼 | ○ 話しながら受け取れる | ○ ログとして残せる | △ 講師の入力速度に左右される |
| C:レッスン後にまとめて 「最後に3点」と依頼 | ○ 会話は止まらない | ○ 要点が整理されて残る | △ 細部は落ちることがある |
- ※チャットへの記録の残り方はサービスや講師によって異なります。無料体験で実際の残り方を確認するのが確実です
- ※どの方法でも、直された表現を自分で言い直すところまでやらないと定着しにくい点は共通です
オンライン英会話くらべ
迷ったら、BとCの併用から始めるのがおすすめです。会話中はチャットに書いてもらい、最後に3点まとめてもらう。これで「話す量」も「持ち帰る量」も確保できます。
記録が残るかどうかは、サービスの仕組みでかなり変わる
ここが見落とされがちな点です。同じように「直してください」と頼んでも、レッスン後に何が手元に残るかはサービス設計によって差があります。せっかく直してもらっても、画面を閉じた瞬間に消えるなら、復習には使えません。
主要サービスの傾向を、公表されている情報と利用者レビューから整理します(機能は改定されるため、最新は各公式でご確認ください)。
レアジョブ英会話:レッスンレポートが時系列で積み上がる
レアジョブ英会話では、レッスン後に講師からのフィードバックがレッスンレポートとして残る形が採られており、AIを活用したレポートでレッスン中に扱ったトピックや語彙を後から確認できる機能も案内されています。続けるほど自分の履歴が時系列で溜まっていくため、「半年前と比べてどうか」という視点で振り返れるのが特徴です(最終確認日:2026-07-27)。
「毎回その場で消えるのが不満」「復習の材料をためたい」という人と相性がいいタイプです。まずは無料体験でレポートの粒度を自分の目で確かめるのが確実です。
広告 / PR レアジョブ英会話の無料体験を見てみるQQ English:チャットへの書き込みとレッスン録画
QQ Englishは講師を正社員として雇用し、国際資格TESOLの取得を義務づけたうえでトレーニングを行っていると公式に説明しています。利用者のレビューでは、講師がチャットボックスへ訂正を打ち込む運用や、レッスン後に講師からのフィードバックとレッスン動画を確認できる点が挙げられています(最終確認日:2026-07-27)。
録画が残るのは、訂正の文脈で見ると大きい要素です。「どう直されたか」だけでなく「自分がどう話していたか」まで戻れるため、言い直しの練習に使えます。
フィードバックの量と質を最優先にしたい人は、無料体験で講師がどこまで書き込んでくれるかを確認してみてください。
広告 / PR QQ Englishの無料体験を見てみるレッスンし放題タイプ:量は取れるが、記録の濃さは講師差が出やすい
回数無制限で受け放題のサービスは、とにかく場数を踏みたい段階では強い選択肢です。一方で利用者の声を見ると、レッスン後のコメントが簡潔にとどまるケースも報告されています。受け放題型で精度を上げたいなら、「毎回チャットに書いてもらう」依頼をルーティン化し、書いてくれる講師をお気に入り登録して固定するのが現実的な対処です。
オンライン英会話 | 訂正が残るかどうか
レッスン後に何が残るかの傾向
訂正を復習に使いたいなら、記録の残り方まで見て選びます
| レッスン記録の残り方 | 講師差の出にくさ | 量をこなしやすいか | |
|---|---|---|---|
| レポート蓄積型(レアジョブ英会話など) 履歴が時系列で残る | ○ レポートとして積み上がる | ○ 型が決まっていてブレにくい | △ 回数はプラン次第 |
| 録画・チャット記録型(QQ Englishなど) 自分の発話まで戻れる | ○ 動画とチャットが残る | △ 書き込む量は講師による | △ 回数はプラン次第 |
| 受け放題型 場数を優先する段階向け | △ コメントが簡潔なことも | × 講師差が出やすい | ○ 回数を伸ばしやすい |
- ※機能・仕様は改定されることがあります。最新の内容は各サービスの公式サイトでご確認ください
- ※受け放題型でも、書いてくれる講師を固定すれば記録は残せます
オンライン英会話くらべ
頼んでも直してくれない時の3ステップ
依頼したのに変わらない、というケースもあります。順番に試してください。
ステップ1:依頼を「具体的な作業」に翻訳する
「直してください」ではなく、講師がやるべき動作として伝えます。
「Please write my mistakes in the chat box.(間違いをチャットに書いてください)」は、動作が明確なので伝わりやすい依頼です。抽象的なお願いより、手を動かす指示のほうが実行されます。
ステップ2:講師を変える
依頼を変えても改善しないなら、その講師の指導スタイルが自分の目的と合っていない可能性が高いです。訂正が得意な講師と、会話を盛り上げるのが得意な講師は別のタイプです。レビュー欄で「corrections」「feedback」に触れているコメントがある講師を選ぶ、という探し方が有効です。講師選びの考え方はオンライン英会話は講師との相性で決まる|合わない時の変え方とお気に入りの見つけ方にまとめています。
ステップ3:教材のあるレッスンに切り替える
フリートークは、訂正のきっかけが生まれにくい形式です。教材ベースのレッスンには「正解」があるため、講師も自然に指摘しやすくなります。「直されない」と感じているなら、フリートーク中心から教材中心へ寄せるだけで解決することがあります。
直してもらった後にやること(ここが本番)
訂正は、もらった時点では成果ではありません。使えるようになって初めて成果です。最低限、次の2つだけはやってください。
- その場で言い直す — 直された文をそのまま声に出す。1回で構いません
- 次のレッスンで意図的に使う — 直された表現を、次回の会話に自分から混ぜる
逆に、やらなくていいこともあります。指摘を全部ノートに書き写して満足することです。書き写しは作業としては達成感がありますが、口が動くようにはなりません。3つに絞って使うほうが効果的です。復習の具体的な進め方はオンライン英会話の予習・復習のやり方|25分を無駄にしない受け方で詳しく扱っています。
こんな人におすすめ・この方法が向かない人
向いている人
- レッスンは楽しいのに、上達している実感がない人
- 半年以上続けていて、同じ言い回しばかり使っていると感じる人
- 仕事で英語を使う予定があり、精度を上げたい人
あまり向かない人・注意したい人
- まだ黙り込んでしまう段階の人。この時期に訂正を増やすと、話すこと自体が怖くなる場合があります。まずは発話量を優先してください
- 完璧主義になりやすい人。訂正を全部拾おうとすると、レッスンが苦行になり、続かなくなります。「1回3つまで」の上限を自分に課すほうが長持ちします
「直してもらう」は、話す量が確保できた後の次の一手です。順番を逆にすると、かえって遠回りになります。
よくある質問
Q. 講師に「直して」と言うのは失礼になりませんか
なりません。オンライン英会話の講師にとって、生徒からの要望は歓迎されるものです。むしろ要望を言わない生徒のほうが、講師は方針を決めにくいという面があります。冒頭に一言添えるだけで十分です。
Q. 発音まで直してもらうべきですか
段階によります。文法や語彙が安定していない時期に発音まで広げると、指摘が分散して消化しきれません。まず文法・語彙、次に自然さ、最後に発音という順番のほうが取り組みやすいでしょう。
Q. 日本人講師のほうが細かく直してくれますか
日本語で説明を受けられるぶん、なぜ間違いなのかの理解は速い傾向があります。文法の疑問が溜まっている人には有効な使い方です。ただし日本人講師は料金が高めに設定されているサービスが多いため、常用ではなく「詰まった時に使う」形が現実的です。
Q. AIの添削ツールで代用できませんか
書いた英語の添削なら代用できる部分はあります。一方で、その場のやりとりの中で「今の言い方は不自然」と指摘してもらうのは、まだ人の講師の領域が大きい部分です。用途を分けて併用するのが無理のない使い方です。
まとめ
- 訂正されないのは手抜きではなく、多くは会話を止めないための方針
- 依頼は範囲・量・タイミングの3点セットで伝える。「最後に3つ」形式が使いやすい
- 会話を止めたくないならチャットに書いてもらうのが最も現実的
- 直された内容がレッスン後に残るかはサービス設計で差が出る。無料体験で確認する
- 直してもらった後に言い直す・次回使うまでやって、はじめて成果になる
いま受けているレッスンで「Good!」しか返ってこないと感じているなら、まずは次回の冒頭に一言足すところから試してみてください。それでも変わらなければ、講師を変える、記録が残るサービスを試す、と順に広げていけば十分です。
なお、そもそも続けているのに伸びている実感がない場合は、訂正以外にも原因がある可能性があります。オンライン英会話で効果が出ない原因7つ|続けても伸びない人の対策もあわせてご覧ください。
※料金・無料体験条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。
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