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留学費用は円安でいくら増える?国別に計算した結果

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留学の見積もりを取ったら、去年より総額が上がっていた。そう感じた人もいるかもしれません。原因の多くは授業料や滞在費そのものではなく、**円と現地通貨の交換レート(為替)**です。

結論から言うと、留学費用のうち現地通貨で払う部分(授業料・滞在費・食費など)は、為替レートが5円・10円円安になるだけで、期間が長いほど増加額も大きくなります。たとえば4週間のカナダ留学なら5円の円安で約1.8万円、24週間なら約10万円の増加です(本文で計算根拠を示します)。

この記事でわかることは3つです。

  • 7か国それぞれの、今の為替レートでの留学総額(4週・12週・24週)
  • 1通貨あたり5円・10円円安になった時、実際に何円増えるか
  • 円安の影響を受けにくくする費用の組み方(為替の予想はしません)

今の為替レートはいくら?

計算に使ったレートは、次のとおりです。frankfurter.dev(ECB=欧州中央銀行基準の為替データ)から取得した、2026-09-27取得時点の参考値です(frankfurter.devは土日にレートを更新しないため、直近の更新日は2026-09-25です)。

通貨1通貨あたりの円
米ドル(USD)157.48円
カナダドル(CAD)111.48円
豪ドル(AUD)110.74円
NZドル(NZD)89.37円
英ポンド(GBP)208.77円
ユーロ(EUR)179.86円
フィリピンペソ(PHP)2.52円

この記事の計算はすべて、このレートを使っています。ご自身の留学時期のレートで計算し直したい場合は、留学費用の計算ツールで為替の欄を書き換えれば、その場で総額を出し直せます。

4週・12週・24週でいくらかかる?国別の総額

授業料・滞在費・食費(滞在方法に食事が含まれる場合は0円)・入学金・航空券・海外保険(月1.5万円の目安)・ビザ申請費を合計した総額です。各国の授業料・滞在費は、下の「参考にした情報」に挙げた語学学校の公式サイトの初期プラン(フィリピンは学生寮+食事3食込み、カナダ・オーストラリアはホームステイなど)を使っています。

国4週12週24週
フィリピン(セブ)約48.5万円約118.6万円約223.8万円
カナダ(バンクーバー)約73.1万円約149.9万円約265.1万円
オーストラリア(シドニー)約61.0万円約141.2万円約261.7万円
ニュージーランド(オークランド)約48.1万円約101.6万円約182.0万円
イギリス(ロンドン)約75.3万円約185.8万円約351.6万円
アメリカ(ロサンゼルス)約66.8万円約169.1万円約322.6万円
マルタ約60.9万円約138.6万円約255.3万円

フィリピンは授業料・学生寮・3食がセットになったプラン料金(週523ドル)で、往復航空券も目安7.5万円と安いため、4週では約48.5万円と低めです。ただし費用のほとんどが米ドル建てなので、期間が長いほど円安の影響を受けます。ニュージーランドは、授業料・滞在費の水準が他国より低めで、どの期間でも総額が小さくなっています。

いずれも「自分の見積もり」ではありません。学校・部屋タイプ・時期によって上下します。留学費用の計算ツールなら、志望校からもらった見積もり額に差し替えて、自分の条件での総額を出せます。

円安5円・10円でいくら増える?

為替レートが今より1通貨あたり5円・10円円安になった場合、総額がいくら増えるかを計算しました。増えるのは現地通貨建てで払う費用(授業料・滞在費・食費・入学金、ビザ費用が同じ通貨の場合はビザ費用も)だけで、航空券(円払いが前提)と海外保険(円建て)は増えません。

国4週:+5円 / +10円12週:+5円 / +10円24週:+5円 / +10円
フィリピン(セブ・米ドル)+1.1万円 / +2.3万円+3.2万円 / +6.5万円+6.4万円 / +12.7万円
カナダ(カナダドル)+1.8万円 / +3.5万円+5.1万円 / +10.2万円+10.1万円 / +20.1万円
オーストラリア(豪ドル)+1.9万円 / +3.8万円+5.4万円 / +10.8万円+10.6万円 / +21.3万円
ニュージーランド(NZドル)+1.5万円 / +3.1万円+4.4万円 / +8.8万円+8.6万円 / +17.3万円
イギリス(英ポンド)+1.3万円 / +2.7万円+3.9万円 / +7.8万円+7.8万円 / +15.6万円
アメリカ(米ドル)+1.6万円 / +3.2万円+4.7万円 / +9.5万円+9.5万円 / +19.0万円
マルタ(ユーロ)+1.0万円 / +2.1万円+3.1万円 / +6.3万円+6.3万円 / +12.5万円

24週のオーストラリア留学だと、10円の円安で約21万円増える計算になります。滞在期間が長いほど、現地通貨建てで払う日数分が積み上がるため、円安の影響も比例して大きくなります。この増加額をどこまで見込んでおくかは、次の見出しで整理します。

なぜ国によって影響度が違うのか

同じ「5円円安」でも、国によって増加額に差が出ます。理由は2つです。

1つ目は通貨のレート水準そのものです。1通貨あたりの円が高い通貨(英ポンド208.77円など)は、同じ「5円」の変動でも、現地通貨1単位あたりの変動率としては小さくなります。逆にNZドル(89.37円)のように水準が低い通貨は、5円の変動が占める割合が相対的に大きくなります。

2つ目は総額に占める現地通貨建て費用の割合です。フィリピンは航空券が目安7.5万円と円建て費用の比率が低く、授業料・滞在費(米ドル建て)の比率が高いため、為替の影響を受けやすい構造です。逆にニュージーランドやマルタのように、そもそもの授業料・滞在費の水準が低い国は、同じ円安幅でも増加額は小さくなります。

「どの国が為替リスクに強いか」を一言で決めることはできません。期間・滞在方法・航空券の時期によって現地通貨建て費用の比率が変わるためです。留学費用の計算ツールで自分の条件を入れれば、その組み合わせでの為替感応度(レート表の下に表示される「+5円で約◯円」の行)がそのまま出ます。

過去の為替と比べるとどれくらい違うか

frankfurter.devの過去データで、実際に何円だったかを見てみます。

通貨2023-09-272025-09-262026-09-25(今回使用)
米ドル(USD)149.25円149.70円157.48円
英ポンド(GBP)181.16円200.00円208.77円
カナダドル(CAD)110.25円107.41円111.48円
ユーロ(EUR)157.23円174.83円179.86円

英ポンドは2023年から2026年までの3年で約28円、ユーロは約23円上がっています。仮に3年前のレートのままロンドンへ12週間留学していたら、授業料・ホームステイ代・入学金の部分だけで、今より約21.6万円安く済んでいた計算になります(ホームステイの初期値で計算。自分の条件での差額を知りたい場合は、留学費用の計算ツールの為替欄に181.16を入力して比べてみてください)。

一方でカナダドルは2025年にいったん下がってから今また上がっており、通貨によって動き方が一様でないことも分かります。過去の動きは事実として参考になりますが、今後どう動くかを予想するものではありません。この記事でも、今が留学の買い時かどうかの判断は書きません。

円安の影響を小さくする費用の組み方

為替がどう動くかは予想できませんが、総額に対する為替の影響を小さくする組み方はあります。投資的な判断ではなく、費用の内訳を見直す一般的な工夫です。

  • 期間を分けて様子を見る:最初から24週分をまとめて申し込むのではなく、4週や8週の短期から始めて延長する形にすると、延長分の為替が変わっても最初の支払い分には影響しません。ただし短期区切りは1週あたりの授業料が割高になる学校もあるため、総額との比較が必要です。
  • 円建てで固定できる費用を先に把握する:航空券・海外保険はこの記事の計算でも円建てとして扱っています。旅行会社や保険会社によっては早期に円で確定申込みできる場合があるので、現地通貨建て費用(授業料・滞在費)と切り分けて考えると、為替の影響範囲がはっきりします。
  • 支払いのタイミングを学校に確認する:出発前に全額を円で振り込む学校と、現地到着後に現地通貨で分割払いする学校があります。全額を早めに円で確定できれば、その時点のレートで固定されます。現地払いの比率が高いプランは、渡航時期のレート次第で総額が変わりやすくなります。
  • 食費・生活費を現地通貨建てで幅を持たせておく:この記事の計算に使った食費は目安(要見積もり)の項目が多く、実際は自炊か外食かでも変わります。現地通貨建ての変動費として、あらかじめ多めに見積もっておくと、為替が動いた分の吸収がしやすくなります。

いずれも「円安が今後どうなるか」を当てる方法ではなく、すでに決まっている費用の性質(円建てか現地通貨建てか、いつ支払うか)を整理するだけの工夫です。

自分の条件で計算し直す

この記事の数字は、各国の代表的なプラン(フィリピンは学生寮+食事込み、カナダ・オーストラリア等はホームステイ)を使った一例です。実際に検討している学校・部屋タイプ・出発時期が決まっているなら、留学費用の計算ツールに次の3つを入れて計算し直すことをおすすめします。

  1. 志望校からもらった授業料・滞在費・入学金の見積もり額
  2. 実際に予定している滞在週数
  3. 出発予定日に近い為替レート(ツールが自動取得しますが、手で書き換えも可能です)

為替の欄を5円・10円ずつ動かせば、この記事と同じ「円安になったら+◯円」の感応度が、自分の条件でそのまま出ます。

よくある質問

Q. 為替はこれからも円安が続きますか? A. 予想はできません。この記事は「今のレートと過去のレートの実測値」を並べているだけで、今後の動きを見通すものではありません。留学の申込み判断は、為替の予想ではなく、決まっている費用の内訳をもとに行ってください。

Q. 為替が円高に動いたら、逆に費用は安くなりますか? A. はい。現地通貨建ての部分は、円高になれば同じ仕組みで安くなります。留学費用の計算ツールの為替欄に今より低いレートを入れると試せます。

Q. 為替リスクを避けるために、留学前に外貨を買っておくべきですか? A. 外貨の購入タイミングに関する助言はこの記事の範囲外です。判断が必要な場合は、金融機関や専門家にご相談ください。

Q. オンライン英会話で留学前に練習しておく意味はありますか? A. 費用とは別の話ですが、英語で話すこと自体に慣れておく準備にはなります。どれくらいで話せるようになるかは個人差が大きいため、この記事では断定しません。

Q. 目安と書かれている数値はどれくらい正確ですか? A. 「目安(要見積もり)」と書いた項目は、公式サイトに一律の金額が見当たらず、複数の情報源の相場や中央値を参考にしたものです。実額は学校ごとの見積もりで必ず確認してください。

こんな人におすすめ

  • これから留学先を絞り込む人:期間・国ごとの総額の規模感を先につかんでおくと、学校探しの条件を決めやすくなります。
  • すでに見積もりをもらったが、為替の影響が気になる人:現地通貨建て費用の比率を確認し、支払いタイミングを学校に相談する材料にできます。
  • 短期と長期で迷っている人:期間ごとの総額差と、為替感応度の差を比べて、期間の区切り方を検討できます。

まとめ

  • 留学費用のうち現地通貨建ての部分は、為替が5円・10円円安になるだけで、期間が長いほど増加額も大きくなります(24週のオーストラリア留学で10円の円安なら約21万円増)。
  • 影響の大きさは通貨のレート水準と、総額に占める現地通貨建て費用の比率で決まり、国ごとに一律ではありません。
  • 為替の予想はできませんが、期間の分け方・支払いタイミング・円建て/現地通貨建ての切り分けで、影響の受け方を整理することはできます。
  • 自分の条件での総額と為替感応度は、留学費用の計算ツールで確認できます。

※料金・為替レート・費用の内訳は執筆時点のものです。最新は各公式サイトと計算ツールでご確認ください。留学すれば必ず英語力が伸びるといったことは保証できません(習得には個人差があります)。

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