英会話の選び方

海外の病院で症状を英語で伝える|オンライン英会話での練習法

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旅行先で熱が出た。出張中に腹痛が続く。病院に行こうと決めても、症状を英語でどう言えばいいか分からず受診をためらう人は少なくありません。結論から書くと、受診の英語はフレーズ集の暗記より「英語で書いた症状メモ」を先に作り、オンライン英会話で医師役に質問してもらう練習が役立ちます。 医師が最初に聞く質問はおおむね型が決まっているため、出発前に答える練習ができます。

この記事は英語の練習方法をまとめたものです。体調の判断や治療については、必ず現地の医師や医療機関に相談してください。

受診で英語に詰まる場面は3つ

病院で英語に詰まりやすい場面は、受付・診察・薬局の3つです。場面ごとに聞かれる内容が違うため、練習も3つに分けると準備しやすくなります。

  • 受付:名前・生年月日・保険の有無・来院の理由を聞かれる
  • 診察:症状がいつからか、どこがどの程度つらいかを聞かれる
  • 薬局:薬の飲み方の説明を聞き取り、分からない点を聞き返す

3つのうち一番時間がかかるのは診察です。受付と薬局は聞かれる項目が少なく、メモを見せながらでも対応しやすい場面です。診察は医師の質問に続けて答える必要があり、事前の練習の効果が出やすい場面でもあります。

先に作る症状メモの5項目

症状メモは、医師が聞く順番に合わせて5項目で作ります。日本語で書いてから英語にし、スマホに保存しておくと、本番で読み上げるか見せるだけで伝えられます。

項目英語の書き方の例
いつからIt started two days ago.
どこが・どんなふうにI have a sharp pain in my lower stomach.
どの程度The pain is about 6 out of 10.
飲んでいる薬I’m taking medicine for high blood pressure.
アレルギーI’m allergic to penicillin.

飲んでいる薬とアレルギーは、自分の状況に合わせて書き換えてください。薬の名前は、日本でもらった薬の説明書きや、お薬手帳に書かれた名前をそのまま写しておくと確実です。

メモの一番上には、伝えたい症状を1文で書いておきます。 「I have had a high fever since yesterday.(昨日から高い熱があります)」のように、最初の1文で来院の理由が伝わると、医師の質問がその症状に絞られます。

医師に聞かれる質問と答え方

診察で聞かれる質問は、症状メモの5項目とほぼ重なります。質問の形を知っておくと、聞き取れなかったときも何を聞かれたかを推測できます。

  • When did it start?:いつから始まったか
  • Where does it hurt?:どこが痛いか
  • How bad is the pain on a scale of 0 to 10?:痛みの強さを数字で
  • Are you taking any medication?:今飲んでいる薬はあるか
  • Do you have any allergies?:アレルギーはあるか

英語圏の医療機関では、痛みの強さを0〜10の数字で聞かれる場合があります。日本ではあまり聞かれない質問なので、数字で答える練習を一度しておくと戸惑いが減ります。

聞き取れなかったときは、黙らずに聞き返します。医療の場面で分かったふりをすると、薬の飲み方などを取り違えるおそれがあります。

Sorry, could you say that again more slowly?

Could you write it down for me, please?

2つ目の「書いてもらえますか」は、薬の名前や飲む回数など、聞き間違えると困る内容で使います。聞き返し方の基本は分かったふりをする癖の直し方でも整理しています。

オンライン英会話で医師役を頼む手順

オンライン英会話では、講師に医師役を頼むロールプレイで受診の流れを練習できます。手順は次の4つです。

  1. レッスンの最初に、医師役のロールプレイをしたいと伝える
  2. 症状メモをチャットボックスに貼り、どの症状で受診する設定かを決める
  3. 受付→診察→薬局の順に、講師に相手役を続けてもらう
  4. 最後の5分で、言えなかった表現と自然な言い方を聞く

講師への依頼文は、次の形が使えます。

I’m going abroad next month. Could we do a role-play? You are a doctor, and I am a patient with a stomachache.

Please ask me questions like a real doctor, and correct my answers after the role-play.

同じ症状で2回続けて練習すると、1回目に詰まった答えを2回目で言い直せます。2回目は講師に話す速さを普段どおりに戻してもらうと、本番の聞き取りに近い負荷になります。

持ち込んだメモで練習できるかは、サービスや講師によって対応が異なります。主要なオンライン英会話の公式ページで、持ち込み教材の扱いが明記されている例は多くありません。可否の調べ方は市販テキストを持ち込めるかの記事にまとめました。

海外の病院の英語 | 練習方法

受診の英語を準備する方法の違い

質問に答える練習ができるかで差が出ます

医師の質問に答える練習準備の手間
フレーズ集の暗記 本やWebの例文 × 相手がいないためできない ○ 少ない
症状メモを作るだけ 本番で見せる前提 △ 追加の質問には対応しにくい ○ 少ない
症状メモ+医師役ロールプレイ オンライン英会話で練習 ○ 質問に答える練習ができる △ メモ作りと依頼が必要
  • ※ロールプレイへの対応は講師やサービスによって異なります
  • ※体調の判断は現地の医師や医療機関に相談してください

オンライン英会話くらべ

練習先は講師の幅と無料体験で選ぶ

受診の練習に使うサービスは、講師の国籍の幅と、無料体験で試せる回数を見て選びます。医師役のロールプレイは講師によって進め方が違うため、複数の講師で試せるほうが自分に合う相手を見つけやすいからです。

DMM英会話の公式料金ページでは、スタンダードプランで114か国の講師と話せると案内されています(最終確認日:2026-10-06)。旅行先や出張先の国に近い地域の講師を選べば、その地域のなまりに耳を慣らす練習にもなります。

プラン毎月8レッスン毎日1レッスン
DMM英会話 スタンダードプラン月4,880円月6,980円

上の表は公式料金ページで確認した通常料金です(最終確認日:2026-10-06)。初月の割引表示もありますが、条件が付くため申込み画面で確認してください。無料体験は7日間レッスン受け放題と案内されています。出発前の1週間に医師役のロールプレイを数回試し、続けるかどうかはその後に決められます。

気をつけたい点もあります。DMM英会話の公式ページで、病院や受診の場面に絞った教材があるかは確認できませんでした。教材を探す場合はレッスン教材の検索で「doctor」「hospital」などの語で探し、見つからなければ自作の症状メモで練習してください。

英語だけに頼らない備えも用意する

受診の英語を練習しても、体調が悪いときは普段どおりに話せません。英語以外の備えを3つ用意しておくと、本番で英語が出なくても受診までたどり着けます。

  • 保険の窓口を確かめる:加入している海外旅行保険やクレジットカード付帯保険の案内で、日本語で相談できる窓口と連絡先を出発前にメモしておく
  • 医療事情を調べておく:外務省の「世界の医療事情」には、国ごとの医療事情や日本人が受診しやすい医療機関の情報がまとめられている
  • 症状メモを紙でも持つ:スマホの電池が切れても見せられるよう、英語の症状メモを印刷して財布に入れておく

命に関わる症状や急な悪化があるときは、英語の出来を気にせず現地の救急番号に連絡してください。救急番号は国によって違うため、外務省の海外安全ホームページなどで渡航先の番号を事前に確かめておきます。

よくある質問

Q. 翻訳アプリがあれば英語の練習は要りませんか。 A. 翻訳アプリは本番の補助として使えます。ただし、医師の追加の質問に続けて答える場面では、短い英語で返せるほうがやり取りが速く進みます。症状メモの5項目だけでも、口に出す練習をしておくと安心です。

Q. 何回くらい練習すれば本番で話せますか。 A. 必要な回数には個人差があり、一律の目安はありません。同じ症状のロールプレイを2回続け、1回目に詰まった質問に2回目で答えられるかで判断すると分かりやすくなります。

Q. 医療の専門用語も覚えるべきですか。 A. 受診する側が専門用語を覚える必要はありません。「どこが・いつから・どの程度」を簡単な英語で言えるほうが、医師に状況が伝わります。医師の説明に分からない言葉が出たら、書いてもらうか言い換えてもらいましょう。

Q. 英語が通じない国に行く場合も役立ちますか。 A. 英語が通じる医療機関を選んで受診する場合に役立ちます。英語が通じにくい地域では、保険の日本語窓口や通訳サービスの有無を先に確かめておくほうが確実です。

こんな人におすすめの進め方

  • 海外旅行が1か月以内に迫っている人:症状メモの5項目を作り、無料体験の期間に医師役のロールプレイを2回試す
  • 持病や常用薬がある人:飲んでいる薬とアレルギーの英語を最優先で作り、紙でも持ち歩く
  • 海外出張や赴任が決まった人:受付・診察・薬局の3場面を、行き先に近い地域の講師と練習する
  • 英語の聞き取りに不安がある人:聞き返しの2文を口に出して覚え、ロールプレイの2回目は普段の速さで話してもらう

まとめ

  • 受診の英語は、受付・診察・薬局の3場面に分けて準備する
  • 症状メモは「いつから・どこが・どの程度・飲んでいる薬・アレルギー」の5項目で作る
  • オンライン英会話では、講師に医師役を頼むロールプレイで質問に答える練習ができる
  • 保険の日本語窓口や救急番号など、英語以外の備えも出発前に確かめる

※料金・無料体験条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • DMM英会話 公式「料金プラン」ページ(最終確認日:2026-10-06)
  • 外務省「世界の医療事情」(国別の医療事情。確認日:2026-10-06)
  • 外務省 海外安全ホームページ(確認日:2026-10-06)