TOEIC S&W対策にオンライン英会話を使う方法|問題別の頼み方
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昇進要件や英語研修でTOEIC S&W(Speaking & Writing)の点数を求められた社会人向けの記事です。
結論から書くと、オンライン英会話が役に立つのはスピーキングの「写真描写」「応答」「意見を述べる」の3種類です。準備時間と解答時間を講師に計ってもらい、答えた直後に直してもらう使い方が合います。音読はアプリや録音で回数を稼ぎ、ライティングは書いたものをレッスンで添削してもらう形に分けます。
TOEIC S&Wの点数の伸び方には個人差があり、オンライン英会話を受ければ点数が上がると約束できるものではありません。この記事では、IIBC公式サイトで確認できた試験の形式をもとに、練習の割り振りを整理します。
TOEIC S&Wの形式は話す11問と書く8問
TOEIC S&Wは、スピーキング11問(約20分)とライティング8問(約60分)の2つのテストでできています。試験会場でパソコンとヘッドセットを使って受け、結果は各テスト0〜200点のスコアで出ます。
最終確認日:2026-10-02(IIBC公式サイト「テストの形式と構成」ページ)
スピーキングの5種類
| 問題 | 問題数 | 準備時間 | 解答時間 | 内容(公式の説明を要約) |
|---|---|---|---|---|
| 音読 | 2問 | 各45秒 | 各45秒 | アナウンスや広告などの短い英文を読み上げる |
| 写真描写 | 2問 | 各45秒 | 各30秒 | 写真を見て内容を説明する |
| 応答 | 3問 | 0秒 | 15秒または30秒 | インタビューや電話の設定で質問に答える |
| 提示された情報に基づく応答 | 3問 | 45秒 | 15秒または30秒 | 予定表などの資料を見て質問に答える |
| 意見を述べる | 1問 | 45秒 | 60秒 | テーマについて意見と理由を述べる |
応答の2種類は、各質問のあとビープ音まで3秒あります。採点は意見を述べる問題だけが0〜5、ほかは0〜3です。
古い対策本の「解決策を提案する問題」は、今の公式の形式表に載っていません。中古の問題集やネットの解説を使うときは、問題の種類が今の形式と合っているかを先に確かめてください。
ライティングの3種類
| 問題 | 問題数 | 解答時間 | 内容(公式の説明を要約) |
|---|---|---|---|
| 写真描写 | 5問 | 5問で8分 | 指定された2つの語句を使い、写真に合う1文を書く |
| Eメール作成 | 2問 | 各10分 | 25〜50語ほどのメールを読み、返信を書く |
| 意見を記述する | 1問 | 30分 | テーマについて理由や例をつけて意見を書く |
公式サイトには、特殊なビジネス英語や特定の業界の知識がないと解けない問題は含まれない、と書かれています。業界用語を覚えるより、職場や日常の場面を短く説明する練習のほうが形式に合います。
講師に頼む問題と一人で練習する問題
講師レッスンが向くのは、その場で考えて話す問題です。準備時間がない応答や、60秒で理由を組み立てる意見の問題は、相手がいないと本番に近い緊張感が出ません。答えた直後に「ここは文法が崩れた」「理由が1つしかない」と言ってもらえる点も、一人練習ではできない部分です。
一人で練習するほうが向くのは、音読とライティングの書く作業です。音読は同じ英文を何度も読み上げて録音で聞き直す練習なので、25分のレッスンでは回数が足りません。ライティングは時間を計って一人で書き、書いた英文だけを講師に見てもらうと、レッスン時間を添削に使えます。
TOEIC S&W対策 | 練習の割り振り
問題別・講師レッスンと一人練習の向き不向き
その場の反応が大事か、回数が大事かで分けています
| 講師レッスン | 一人練習(録音・アプリ) | |
|---|---|---|
| 音読 2問 | △ 発音の指摘はもらえるが回数が少ない | ○ 同じ英文を何度も録音できる |
| 写真描写(話す) 2問 | ○ 写真を見せて30秒で説明できる | △ 説明の抜けに自分で気づきにくい |
| 応答・資料の応答 計6問 | ○ 準備なしの質問を出してもらえる | △ 質問を自分で作ると想定内になる |
| 意見を述べる 1問 | ○ 理由の弱さをその場で指摘される | △ 型の暗記まではできる |
| ライティング 8問 | △ 添削に使うと効率がよい | ○ 時間を計って書く練習はこちら |
- ※講師レッスンの効果には個人差があります。公式の形式は2026-10-02時点のIIBC公式サイトによります
オンライン英会話くらべ
講師に渡すリクエストの英文
講師には問題の形式と時間を英語で渡し、本番と同じ出し方を再現してもらいます。「TOEICの練習をしたい」とだけ伝えると、講師によって進め方がばらばらになります。レッスンの最初にチャットボックスへ貼れるよう、下の英文をメモ帳に用意しておくと始めが速くなります。
写真描写の練習
I’m preparing for the TOEIC Speaking Test. Could you show me a photo and give me 45 seconds to prepare and 30 seconds to describe it? After that, please tell me what I missed and correct my grammar.
写真は講師に探してもらうより、自分でニュースサイトや公式サンプルから用意して画面共有かチャットで渡すほうが確実です。人物・場所・動作の3点が入った写真を選ぶと、本番に近い練習になります。
応答の練習
Please ask me three short questions about daily life or work, like a phone survey. I will answer each one right away in 15 or 30 seconds. Please don’t give me time to prepare.
準備時間0秒をはっきり頼むことがポイントです。講師は親切心から考える時間をくれることが多く、その間に本番の練習ではなくなります。
資料に基づく応答の練習
I will send you a schedule. Please give me 45 seconds to read it, and then ask me three questions about it.
予定表は自分で作ってチャットに貼ります。会議の時間割、イベントの案内、研修の日程のような1枚ものが形式に合います。
意見を述べる練習
Please give me a topic for an opinion question. I will prepare for 45 seconds and speak for 60 seconds. After that, please check if my reasons and examples are clear.
60秒の答えは「意見→理由→具体例→もう一度意見」の順に組み立てると時間内に収まりやすくなります。講師には「理由が具体的だったか」を聞くと、文法以外の指摘ももらえます。
25分レッスンの組み立て例
25分を1種類に絞らず、スピーキングの3種類を回す組み立てが基本です。次の配分は一例で、苦手な問題に時間を寄せてかまいません。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 0〜2分 | リクエスト文をチャットに貼り、進め方を伝える |
| 2〜9分 | 写真描写を2枚(準備45秒・解答30秒・指摘) |
| 9〜16分 | 応答を3問×2セット(準備0秒) |
| 16〜24分 | 意見を述べる問題を2題(準備45秒・解答60秒・指摘) |
| 24〜25分 | 直された表現をチャットに残してもらう |
ライティングの添削を頼む日は、Eメール作成の答案を1通だけ持ち込みます。25分で見てもらえる量は限られるため、意見を記述する問題(30分ぶん)の答案はレッスン2回に分けるほうが現実的です。持ち込み添削の頼み方はオンライン英会話で英文メールを添削してもらう頼み方と注意点でまとめています。
専用カリキュラムを使う選択肢
自分で形式を説明するのが面倒な人は、TOEIC S&W向けのカリキュラムがある会社を使う方法があります。本サイトで公式ページを確認できたのは、QQEnglishの「TOEIC スピーキング」です。
QQEnglish「TOEIC スピーキング」
最終確認日:2026-10-02(QQEnglish公式サイト「TOEIC対策カリキュラム」ページ・トップページ)
公式サイトに書かれている条件は次のとおりです。
- 全40回・1回50分。1コマから受けられる
- スピーキング試験の対策に特化(ライティングは対象外と明記)
- Day35〜40は模擬試験で、その回のテキストは公開されていない
- 推奨は「過去2年以内のTOEIC L&R 550点以上」か「QQEnglishのレベル表で4以上」
- 50ポイントの教師を選んだ場合、1回150ポイントを使う(25分あたり25ポイントが加算される仕組み)
料金はポイント制の月額で、月4回コース(200ポイント)が月3,280円(税込)からです。ポイントの有効期限は1ヶ月と案内されています。1回150ポイントなので、月4回コースの200ポイントでは「TOEIC スピーキング」を月1回しか受けられません。週1回ペースで受けるなら、月16回コース(800ポイント・月9,680円)以上が目安になります。講師は全員が正社員で、国際資格TESOLの取得が義務と公式サイトに書かれています。
合う人:形式ごとに用意された教材で、模擬試験まで順番に進めたい人。L&Rで550点前後をすでに取っている人。
合わない点:ライティングは入っていないので、別に練習が必要です。公式の説明には今の形式表にない「解決策を提案する問題」も含まれているため、その回は本番に出ない形式として扱ってください。1回のポイント消費が通常の25分レッスンより多い点もふまえて、コースを選んでください。
無料体験は2回で、クレジットカードの登録は不要と案内されています。2026年10月31日までは新規入会の初月が99円になるキャンペーン中で、最低2ヶ月の継続が条件です。無料体験で「TOEIC スピーキング」を選べるかどうかは公式ページで確認できませんでした。体験では通常のレッスンで講師の話し方や予約の取りやすさを見て、上のリクエスト文を試すのが確実です。
TOEIC S&W対策で気をつけたいこと
会話が楽しく続いても、時間を計っていなければ本番の練習になりません。講師に「Please time me.」と頼むか、自分でスマホのタイマーを使ってください。
- 会社の指示で受ける場合は受け方を先に確認する:個人で申し込む前に、会社の担当者に申込み方法と費用の扱いを確認してください
- L&Rの勉強とは分けて予定を組む:S&Wは試験会場でパソコンを使って話す・書くテストです。L&R対策の問題集では、話す・書く練習の時間は取れません
- 録音して聞き直す:レッスンを録音してよいかは会社ごとに規約が違います。録音する前に規約を確かめてください(オンライン英会話は録音していい?規約と復習への活かし方)
- 形式の変更に注意する:公式サイトには、問題形式や名称が変わることがあると書かれています。受験の前に公式の形式表をもう一度見てください
よくある質問
TOEIC S&Wの対策はオンライン英会話だけで足りますか
足りません。音読とライティングは一人で時間を計って練習する量が必要です。オンライン英会話は、その場で考えて話す問題と添削に使う、と役割を分けてください。
普通のフリートークのレッスンでも対策できますか
できます。この記事のリクエスト文を渡せば、教材を選ばなくても形式どおりの練習を頼めます。ただし講師によって慣れ方に差があるため、うまく進まないときは別の講師で試してください。
スピーキングだけのテストもありますか
あります。IIBC公式サイトには、TOEIC S&Wとは別に「TOEIC Speaking Test」が載っています。会社が求めているのがどちらのテストか、先に確認してください。
英検の二次試験の対策と同じやり方でいいですか
形式が違うので、そのままでは合いません。英検の面接は面接官とのやりとりですが、TOEIC S&Wはパソコンに向かって話し、準備時間と解答時間が決まっています。英検の対策は姉妹サイト「コツコツ資格」の記事を参考にしてください。
こんな人にこの方法が合う
- 会社からTOEIC S&Wのスコアを求められ、話す練習の相手がいない人
- 独学で対策本を進めたが、自分の答えが通じるか分からない人
- 60秒で意見を言う問題で、理由が出てこず黙ってしまう人
L&Rの点数が先に必要な人は、TOEIC対策にオンライン英会話は効果ある?選び方と使い分けから読むと、勉強の順番を決めやすくなります。
まとめ
- TOEIC S&Wはスピーキング11問(約20分)とライティング8問(約60分)。各0〜200点
- 講師に頼むのは写真描写・応答・意見を述べる問題。準備時間と解答時間を計ってもらう
- 音読とライティングの書く作業は一人で。ライティングは答案だけを持ち込んで添削に使う
- 形式別の教材で進めたいなら、QQEnglishの「TOEIC スピーキング」(1回50分・150ポイント・ライティングは対象外)が選択肢になる
※料金・無料体験条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。
あわせて読みたい
参考にした情報
- IIBC公式サイト「TOEIC Speaking & Writing Tests テストの形式と構成」「TOEIC Speaking & Writing Testsについて」(2026-10-02確認)
- QQEnglish公式サイト「TOEIC対策カリキュラム」・トップページ(料金プラン・無料体験・キャンペーン、2026-10-02確認)