シャドーイングとオンライン英会話の組み合わせ方|話せる練習の手順
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毎朝15分のシャドーイングを3か月続けた。音声についていけるようになったのに、オンライン英会話で講師に質問されると最初の一言が出てこない。この記事は、そんな状態の社会人に向けて書いています。
結論から書きます。シャドーイングは「聞いた音をまねる」練習で、「自分の言いたいことを英語にする」練習ではありません。だから、まねた表現をレッスンで自分の話に使う場を作ると、2つの練習がつながります。この記事では、その組み方を素材選びから講師への頼み方まで順番に示します。
なお、どの練習法でも上達の速さには個人差があります。ここで示すのは練習の組み立て方で、成果を約束するものではありません。
シャドーイングだけで話せない3つの理由
シャドーイングだけで会話が伸びにくいのは、会話で必要な作業の一部しか練習していないためです。足りない部分は次の3つです。
- 話す中身を自分で決めていない:シャドーイングは台本どおりに声を出すため、「何を言うか」を考える工程がない
- 相手の反応に合わせていない:会話では質問の意味を取ってから答えるが、シャドーイングには相手がいない
- 自分の間違いに気づけない:音を追うのに必死で、自分の発音のずれは自分の耳では拾いにくい
シャドーイングの定義は、ネイティブキャンプ公式ブログによると「音声のおよそ0.5秒遅れで、そっくりそのまま真似て話す練習」です。定義のとおり、まねることが目的の練習です。会話の残りの部分は、相手のいる場で練習する必要があります。
シャドーイングとレッスンの役割分担
シャドーイングは音とリズムの土台づくり、オンライン英会話は土台を使って話す場、と分けると迷いません。2つの練習が受け持つ範囲を図にまとめました。
シャドーイング × オンライン英会話 | 役割分担
練習ごとに鍛えられる範囲の違い
どちらか一方では足りない部分を、もう一方で補います
| 発音・リズムをまねる | 自分の言葉で話す | 間違いを指摘される | |
|---|---|---|---|
| シャドーイングだけ 一人で音声を追う | ○ 毎日一人で量をこなせる | × 台本どおりなので練習にならない | △ 自分の録音を聞けば一部は気づける |
| レッスンだけ 講師と25分話す | △ 同じ音を繰り返す量は少ない | ○ 質問に答える形で練習できる | ○ 頼めばその場で直してもらえる |
| 組み合わせる まねた表現をレッスンで使う | ○ 一人の時間で量をこなす | ○ まねた表現を自分の話に入れる | ○ 読み方と使い方の両方を見てもらう |
- ※講師が指摘してくれる範囲は講師やサービスによって違います。直してほしい点はレッスンの冒頭で伝えます
オンライン英会話くらべ
組み合わせのポイントは、シャドーイングで使った素材とレッスンの話題をそろえることです。素材がばらばらだと、まねた表現をレッスンで使う機会が生まれません。
シャドーイングの素材の選び方
素材は「レッスンでも同じ話題を扱えるもの」から選びます。候補は次の3つです。
レッスン教材の音声
いちばん組み合わせやすいのは、オンライン英会話の教材そのものです。予習でシャドーイングした文が、そのままレッスンで出てきます。教材に音声がついているかはサービスと教材によって違うため、無料体験中に確かめます。
レッスン録音に残った講師の声
公式の録音機能があるサービスなら、前回のレッスンで講師が話した英語をシャドーイングの素材にできます。自分の質問に講師が答えた英語なので、次の会話で使える表現が多く入っています。録音の規約は会社ごとに違い、自分のスマホで勝手に録ることを禁止している会社もあります。規約の実例は「オンライン英会話は録音していい?」にまとめています。
ニュース記事の読み上げ音声
ニュース教材に読み上げ音声がある場合は、記事の音声でシャドーイングをしてから、同じ記事についてレッスンで意見を話す流れが組めます。読んだ内容を自分の言葉で言い直す練習は「リテリングをオンライン英会話で練習する方法」で詳しく扱っています。
素材の難しさは、テキストを見ればほぼ意味が分かる程度を目安にします。ネイティブキャンプ公式ブログも、初心者は今のレベルより低い教材から始めるよう勧めています。
1週間の組み方
平日に毎日25分のレッスンを受ける場合の例です。シャドーイングは1回15分を目安にしています。
| 曜日 | 一人の練習(15分) | レッスンでやること |
|---|---|---|
| 月 | 教材の音声をテキストを見ながら追う | 同じ教材でレッスンを受ける |
| 火 | 月曜の録音から講師の発言を2〜3文選んで追う | 選んだ表現を使って前日の話題を話し直す |
| 水 | ニュース記事の音声を追う | 同じ記事について意見を話す |
| 木 | 水曜の記事をテキストなしで追う | 自分の読み方を講師に聞いてもらう |
| 金 | 1週間で一番言えなかった文だけを追う | フリートークでその表現を使う |
週2〜3回しかレッスンを受けない人は、レッスンの前日にその日の教材音声を追う日だけを残します。大事なのは毎日の量より、シャドーイングした文をレッスンで1回は口に出すことです。
レッスンで講師に頼む英語
講師はシャドーイングに付き合う前提でレッスンに入っていません。そこで、レッスンの最初の1分で何をしたいかを英語で伝えます。
自分の読み方を聞いてもらう
- I’ve been practicing shadowing with this text. Could you listen to me read it?
- Please point out any words that sound unclear.
講師に読んでもらう
- Could you read this paragraph slowly first, and then at your normal speed?
- I’ll repeat after you, sentence by sentence.
まねた表現を会話で使う
- I want to use these three phrases today. Could you ask me questions about this topic?
- If I use a phrase in a strange way, please tell me after I finish speaking.
最後の頼み方のように、指摘は話し終えてからにしてもらうと会話が途切れません。その場で止めて直してほしい場合は、逆にそう伝えます。直してもらう頼み方の全体は「オンライン英会話で間違いを直してくれない時の頼み方」にまとめています。
DMM英会話で組む場合の機能
ここまでの流れを1つのサービスで組むなら、DMM英会話は録音とニュースの読み上げが公式機能としてそろっています。公式ページで確認できた内容は次のとおりです。
- レッスンの録音:レッスンが始まると自動で録音され、レッスンノートから再生できる。再生速度は0.5〜2の5段階、10秒戻しと送りもある
- 録音を聞ける期間:有料プランに登録している間。無料会員と休会中は最後のレッスンから1週間後まで
- Daily Newsの読み上げ:アメリカ英語かイギリス英語のAI音声で記事を読み上げる。速度は5段階で、再生ボタンを押したときだけ流れる
- 料金:スタンダードプラン毎日1レッスンで月6,980円。初めての有料入会者と休会中の人は初月75%OFFの1,745円(同じプランを2度自動更新することが条件)
- 無料体験:無料会員登録で7日間レッスン受け放題(スタンダードプラン毎日5レッスンは対象外)
録音を0.5倍速で再生できるので、講師の声を素材にするときに速さを落として追えます。一方で、Daily Newsの読み上げはAI音声で、講師の肉声ではありません。無料体験の7日間に読み上げ機能まで使えるかは公式ページで明記を見つけられず、未確認です。
最終確認日:2026-10-09(DMM英会話公式の料金プランページ、公式ブログの録音機能とAI自主学習機能の記事を実読)よくある失敗と直し方
シャドーイングとレッスンを組み合わせても、次の3つの失敗で止まる人がいます。
- 速さについていくことが目的になる:口が回っても意味を追えていないなら、テキストを見る段階に戻す
- 素材が難しすぎる:知らない単語が多い文は、音をまねる前に意味の確認で時間が終わる。1段階やさしい教材に替える
- レッスンで使わずに終わる:まねた表現をメモしてレッスン画面の横に置き、使ったら線を引く
3つ目の失敗を防ぐには、シャドーイングした文からレッスンで使う表現を毎回3つだけ選んでおきます。
よくある質問
シャドーイングはレッスンの前とあと、どちらにやる?
教材の音声はレッスンの前、講師の録音はレッスンのあとに使います。前にやると予習になり、あとにやると講師の言い方を自分のものにする復習になります。
自分の声を録音して聞く必要はある?
自分の発音のずれは、声を出している最中には気づきにくいものです。週に1回だけ自分の声を録音し、お手本と聞き比べると、レッスンで講師に確かめたい点がはっきりします。
シャドーイングの専用サービスとオンライン英会話は両方いる?
まずはオンライン英会話の教材音声と録音で試し、それでも添削を受けたい場合に専用サービスを検討する順番で足ります。専用サービスは費用が増えるため、両方の月額を足して判断します。
初心者でもシャドーイングから始めていい?
始めてかまいません。ただし、テキストを見ずに追う段階は後回しにします。最初はテキストを見ながら音声と一緒に読む練習から入ります。
こんな人に向く組み方
- シャドーイングを続けているのに、レッスンで最初の一言が出てこない人
- 毎日レッスンを受けていて、レッスン以外の時間に何をすればいいか迷っている人
- 講師の言い回しをまねて、自分の話にも使えるようにしたい人
逆に、まだ英語の音に慣れていない段階で、レッスンの会話自体が聞き取れない人は、先に聞き取りの対策から始めます。聞き取りの対策は「オンライン英会話で聞き取れない|大人のリスニング改善のやり方」にまとめています。
まとめ
- シャドーイングは音をまねる練習で、自分の言葉で話す練習はレッスンで補う
- 素材はレッスンと同じ話題のもの(教材音声・講師の録音・ニュースの読み上げ)から選ぶ
- シャドーイングした文から3つ選び、レッスンで1回は口に出す
- 講師には、読み方を聞いてほしいのか、表現を使う場がほしいのかを最初の1分で伝える
※料金・無料体験条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。
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参考にした情報
- DMM英会話 料金プラン(最終確認日:2026-10-09/スタンダードプラン毎日1レッスン月6,980円・初月75%OFFの条件・7日間の無料体験)
- DMM英会話ブログ「復習や振り返りに活用できる!Eikaiwa Liveに『録音機能』が登場!」(最終確認日:2026-10-09/自動録音・再生速度5段階・利用できる期間)
- DMM英会話ブログ「AIパワーで進化する英語学習!新たな5つの自主学習機能があなたをサポート」(最終確認日:2026-10-09/Daily Newsの読み上げ機能)
- ネイティブキャンプ公式ブログ「シャドーイング」の解説記事(最終確認日:2026-10-09/シャドーイングの定義と教材レベルの考え方)