英語でグラフを説明できない人へ|会議で使う3段階の型と練習法
ビジネス英語

英語でグラフを説明できない人へ|会議で使う3段階の型と練習法

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英語でグラフを説明して伝わらない原因は、多くの場合で語彙より順番にあります。「何のグラフか」「軸は何か」「どこを見てほしいか」の3段階で話すと、聞き手が迷いにくくなります。練習は、実際の会議資料に近いグラフを講師に見せて、説明と質問への受け答えを繰り返すのが近道です。

想定する読者は、海外拠点との定例会議で売上や進み具合の数字を報告する役が回ってきた会社員です。スライドは作れても、口頭になると「Please look at this graph.」の後が続かない人に向けて書きました。英会話の練習で説明が上達すると保証はできませんが、型を持つと練習で直す場所が分かります。

グラフ説明が伝わらない原因

グラフ説明でつまずく一番の原因は、グラフの中身を紹介せずに結論から話し始めることです。聞き手は何を比べた図なのか分からないまま、数字の話を追うことになります。

会議でグラフを前に説明に詰まる人

English Hub編集部の記事(2024-11-29)は、ビジネス英会話の書籍から次のような例を紹介しています。「グラフを見てください」と言った直後に「売上が伸びています」と続ける話し方を悪い例とし、何を比べたグラフかを先に言う話し方を良い例としています。同じ記事では、流れを「資料のタイトル→詳細→キーポイント」の3段階にまとめています。

この記事の英文は、上記の流れを参考に本記事で作った練習例です。特定の会社や場面でそのまま通用する定型文として保証するものではありません。

段階言うこと抜けると起きること
1. 何のグラフか比べている対象と期間聞き手が図の見方を探し始める
2. 軸と単位縦軸・横軸・単位数字の大きさを取り違える
3. 要点一番伝えたい動き1つ細かい数字の読み上げで時間切れ

段階1は何のグラフかを一文で

最初の一文では、グラフが「何を」「どの期間で」比べているかを言います。数字の話はまだしません。

This chart compares our sales in three regions over the past two years.

このグラフは、過去2年間の3地域の売上を比べたものです。

スライドに図が複数あるときは、どの図の話かを位置で伝えます。上の図なら the chart above、下の図なら the chart below です。

Let’s look at the chart on the left. It shows the number of new users each month.

左のグラフをご覧ください。月ごとの新規利用者数を示しています。

グラフの種類は、折れ線グラフが line graph、棒グラフが bar chart、円グラフが pie chart です。種類名で迷ったときは、図全般を指せる chart で言えば通じます。

段階2は軸と単位を先に

棒グラフや折れ線グラフでは、縦軸と横軸が何を表すかを数字より先に言います。単位を言わないと、千円なのか百万円なのかで聞き手が迷います。

The vertical axis shows sales in millions of yen, and the horizontal axis shows the months.

縦軸は売上(単位は百万円)、横軸は月を表しています。

円グラフなら、何の内訳かを言えば足ります。

This pie chart shows the breakdown of our customers by age group.

この円グラフは、顧客の年代別の内訳を示しています。

単位の読み上げで詰まる原因は、million・billion の桁の変換や、パーセントと「ポイント」の取り違えです。数字そのものが口から出てこない場合は、数字の聞き取りと発話の練習を先に済ませると、グラフ練習で直す箇所を絞れます。

段階3は要点を1つに絞る

要点は「一番伝えたい動き」を1つだけ言います。全部の数字を読み上げると、会議の持ち時間がなくなり、聞き手も何が大事か分からなくなります。

The key point here is that sales in Asia grew by 15% compared to last year.

ここでのポイントは、アジアの売上が前年より15%伸びたことです。

要点を言ったら、理由や次の行動を一文足すと報告として締まります。

This is mainly because of the new product we launched in April.

主な理由は、4月に発売した新製品です。

増減と変化の言い方

グラフの動きを表す語は、増える・減る・変わらない・山と谷の4種類を押さえれば、定例報告の大半に足ります。

動き動詞の例例文
増えるincrease / rise / growSales rose by 10%.
減るdecrease / fall / dropCosts fell slightly in May.
変わらないremain stable / stay flatThe number stayed flat.
山・谷peak / hit a lowOrders peaked in August.

変化の大きさは、slightly(わずかに)、sharply(急に)、steadily(着実に)を添えて言い分けます。by 10% は「10%分」、to 10% は「10%まで」で、前置詞1語で意味が変わります。by と to の取り違えは数字の誤報告につながるため、練習で講師に重点的に確認してもらう項目です。

質問されたときの受け答え

グラフ説明の後には、ほぼ必ず質問が来ます。説明を完璧にするより、質問への最初の一言を用意しておくほうが本番で慌てません。

数字の理由を聞かれて即答できないときは、確認して後で返すと言えば十分です。

That’s a good question. I need to check the details, so let me get back to you by Friday.

よい質問です。詳細を確認する必要があるので、金曜までにお返事します。

質問の意図がつかめないときは、聞き取れた部分を繰り返して確かめます。

Are you asking about the drop in June?

6月の落ち込みについてのご質問でしょうか。

プレゼン全体の練習の組み立ては、英語プレゼンを普段のレッスンで練習する方法で扱っています。グラフ説明はその一部として、3段階の型だけを先に固めると練習の負担が軽くなります。

練習方法の選び方

グラフ説明の練習は、独学の音読、普段のフリートーク、資料を持ち込むレッスンの3通りで進められます。それぞれ得意なことが違うため、目的に合わせて組み合わせます。

オンラインで講師と話しながら練習する人

ビジネス英語 | グラフ説明の練習

グラフ説明の練習方法の違い

本番の資料で練習できるかと、質問への対応が分かれ目です

本番に近い資料質問への受け答え費用
独学で音読 型の暗記向き ○ 自分の資料を使える × 相手がいない ○ 追加費用なし
フリートークで話す 普段のレッスン △ 画面共有の可否は会社次第 △ 講師が質問役を引き受けるかは依頼次第 ○ 月額内
資料持ち込み型レッスン ビジネス特化 ○ 業務資料の持ち込みを案内 ○ フィードバックを受けられる △ 一般的な英会話より高め
  • ※各サービスで扱える範囲は、体験レッスンや問い合わせで確認してください
  • ※社外秘の資料は数字や社名を置き換えてから使います

オンライン英会話くらべ

型を覚える段階は独学の音読で足ります。グラフを見ながら3段階を声に出し、1分以内に収まるか時間を計ってください。

型が口から出るようになったら、相手のいる練習に移ります。質問への受け答えは相手がいないと練習できないため、ここからはオンライン英会話を使う意味があります。

講師への依頼文

オンライン英会話では、グラフを画面共有かチャットで見せて、説明と質疑応答の相手を講師に頼みます。以下はレッスン冒頭にチャットへ貼る依頼文の例です。

I want to practice explaining a graph in a meeting. First, I will explain this chart in one minute. Then, please ask me two questions as my manager. After that, please check whether I explained the title, the axes and the key point clearly.

「会議でグラフを説明する練習をしたいです。まず1分でこのグラフを説明します。その後、上司として2つ質問してください。最後に、タイトル・軸・要点をはっきり説明できたか確認してください」という内容です。

1回のレッスンでは、次の順で進めると改善点を比べられます。この順番は学習用の進め方案で、サービス公式のカリキュラムではありません。

  1. 3段階の型でグラフを1分で説明する
  2. 講師に質問を2つしてもらい、受け答えする
  3. 講師に、伝わりにくかった箇所と言い換えを聞く
  4. 同じグラフでもう一度説明する
  5. 別の種類のグラフで1〜4を繰り返す

使うグラフは、実際の数字や社名を仮のものに置き換えてください。社外秘の資料を外部のレッスンにそのまま出すと、会社の情報管理のルールに触れるおそれがあります。

ビジネス特化型の候補

資料を持ち込んで練習したい人には、ビジネス英語に特化したビズメイツが候補になります。公式ページでは、業務で使う英語の課題を持ち込める Assist Lesson が案内されています。例として、メールの添削やプレゼンのアドバイスが挙がっています。

公式ページには、プレゼン資料や会議資料を持ち込めて、トレーナーが改善案をフィードバックするという記載もあります。扱うシーンの一つとして「数値・グラフの報告」が挙げられています。グラフ説明の練習を希望どおり扱えるかは、無料体験のカウンセリングで相談して確かめてください。

項目公式ページの記載
無料体験25分(カウンセリング・レベル診断・体験レッスン・振り返り)
自動入会クレジットカード登録不要・有料プランへの自動入会なし
毎日1レッスンプラン月額14,850円から
初月の割引新規会員登録から3日以内の申し込みで初月50%OFF(7,425円)
受講できる時間朝5時〜25時

最終確認日:2026-10-25。初月の割引には登録から3日以内という期限があります。体験を受けてから決めるまでの日数を、先に見込んでおきます。

ビズメイツは、日常会話中心のオンライン英会話より月額が高めです。グラフ説明だけを練習したいなら、普段使っているサービスで講師に依頼文を渡す方法でも始められます。資料の持ち込みや仕事の場面の練習を毎回したい人は、体験で扱える範囲を見てから決めるのが無駄の少ない順番です。

こんな人に向く練習法

この練習法は、定例会議で数字の報告を任されている人に向きます。グラフ説明は流れがほぼ決まっているため、英語の初級者でも型を覚えやすい場面です。

  • 海外拠点や外国人上司に、売上や進み具合を報告する
  • スライドは作れるが、口頭の説明が「見てください」で止まる
  • 数字を聞き返されて、慌てた経験がある

反対に、数字の報告がすべて文書やダッシュボードで完結する職場なら、会話の練習より英文の報告書の書き方を整えるほうが先です。会議での報告の流れ全体は、英語の進捗報告を定例会議で言う練習にまとめています。

よくある疑問

初級でもグラフ説明を練習できるか

3段階の型の1文ずつなら、初級でも始められます。最初は「何のグラフか」と「要点」の2文に絞り、慣れたら軸の説明と質疑応答を足してください。対応できるレベルは各サービスへ確認します。

グラフは何を使えばよいか

自分の仕事に近い種類のグラフを使います。社内資料をそのまま使うのは避け、数字と項目名を仮のものに置き換えたものか、公的機関が公開している統計のグラフを使うと安全です。

何回練習すれば説明できるようになるか

必要な回数は今の英語力と場面で変わり、一律には決まりません。回数より、「1分で3段階を言える」「質問に最初の一言を返せる」の2点を毎回確認するほうが、次の課題が見えます。習得の早さには個人差があります。

※料金・無料体験条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

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