ビジネス英語

英語プレゼンの練習はオンライン英会話でできる?依頼の型

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来月、英語でプレゼンをすることになった。原稿は書いた。スライドもできた。でも、声に出して練習する相手がいない——。

この状態で検索すると、まず出てくるのは「英語プレゼン対策コース」「スピーチ強化プログラム」といった専用コースです。数万円から十数万円の価格帯が並び、「そこまでの話だろうか」と手が止まります。

結論から言うと、専用コースを検討する前に、まず普段の25分レッスンで「プレゼンの練習をしたい」と依頼してみるのが先です。多くのオンライン英会話は、教材を使わずに受講者の持ち込み内容でレッスンを進めることができます。問題は「できるかどうか」ではなく、依頼の仕方を知らないと講師が普通のフリートークに戻してしまうことにあります。

この記事では、英語プレゼンの練習でつまずく場所を3つに分け、それぞれに対応する依頼文の型、そしてサービスの選び分けまでを整理します。

英語プレゼンでつまずくのは「原稿」ではなく別の3か所

多くの人は原稿づくりに時間の大半を使います。ところが本番で崩れるのは、たいてい原稿そのものではありません。

1. デリバリー(話し方) 書いた文章をそのまま読み上げると、書き言葉特有の長い一文になり、息継ぎの位置が分からなくなります。目線が原稿に落ちたままになり、聞き手には「読んでいる」ことが伝わります。

2. 質疑応答 原稿は準備できても、質問は準備できません。想定質問をリストアップしておくのが基本の対策とされますが(テンナイン・コミュニケーション の解説より)、そもそも質問が聞き取れなかったときの立て直し方を練習していない人がほとんどです。

3. 時間管理 日本語のつもりで書いた原稿を英語で話すと、時間は伸びます。持ち時間10分のところを、通しで測ったら14分だった、というのはよくある話です。

つまり、必要なのは「添削」ではなく声に出して測る場です。そしてそれは、25分のマンツーマンレッスンが最も安く手に入れられるものでもあります。

なお、レッスン中に質問が聞き取れず固まってしまう問題そのものについては、オンライン英会話で相槌と沈黙をどうするかでも別途扱っています。

普段のレッスンで頼む3つの型(そのまま使える依頼文つき)

25分という長さは、プレゼン練習にはちょうど良くもあり、足りなくもあります。1回で全部やろうとせず、回ごとに目的を1つに絞るのが現実的です。

型1:通しで話してフィードバックをもらう

持ち時間5〜7分程度のプレゼンなら、通し1回+フィードバックで25分がほぼ埋まります。本番の2週間前くらいに1回やっておくと、時間超過に早く気づけます。

依頼文の例:

I have a 7-minute presentation at work next month. Could I present it to you today, and then get your feedback on my delivery — especially pace, pauses, and pronunciation of key terms? Please don’t stop me during the presentation.

最後の一文(途中で止めないでほしい)を入れるかどうかで、レッスンの中身が変わります。入れないと、多くの講師は親切心で1文ごとに直してくれます。それは別の型でやるべき練習です。

型2:冒頭2分だけを繰り返す

聞き手の印象は最初の数十秒で決まります。冒頭の自己紹介・アジェンダ提示だけを取り出し、25分で5回も6回も繰り返すと、そこだけは原稿を見ずに話せるようになります。

依頼文の例:

Today I’d like to practice only the first two minutes of my presentation. I’ll repeat it several times. After each round, please give me one specific thing to fix — just one, the most important one.

「毎回ひとつだけ直す点を教えて」と限定するのがコツです。指摘が5つ来ると、次の1回で直せません。

型3:質疑応答だけをロールプレイする

原稿を先に講師へ渡し(チャット欄にテキストで貼る、または要旨を口頭で説明する)、その内容について講師から質問を投げてもらう形式です。個人的には、本番1週間前にやる価値が最も高いのはこの型だと考えています(これは筆者の意見です)。

依頼文の例:

I’ll summarize my presentation in three minutes. After that, could you ask me five questions as if you were in the audience? Please include one difficult or critical question. I’d like to practice answering without a script.

英語プレゼン練習 | レッスンの使い方

25分レッスンで頼める3つの型

本番までの残り日数で選ぶと迷いにくくなります

準備の手間本番直前の効き目初心者でも頼みやすいか
型1 通し+フィードバック 2週間前向き × 原稿が完成している必要あり △ 直す点が多いと直前は消化不良 ○ 依頼が1文で済む
型2 冒頭2分の反復 いつでも ○ 冒頭だけあればできる ○ 出だしの不安が減りやすい ○ 範囲が狭く伝わりやすい
型3 質疑応答ロールプレイ 1週間前向き △ 要旨を先に共有する手間 ○ 想定外への耐性がつきやすい △ 講師の力量差が出やすい
  • ※効果の出方には個人差があります。上記は依頼のしやすさと使いどころの整理です
  • ※3つとも、教材を使わないレッスンに対応しているサービスであることが前提です

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依頼が通らない時に効く書き方

型を決めても、レッスンが始まったら普通のフリートークになってしまった——という失敗は珍しくありません。原因はたいてい、リクエストが「何をしてほしいか」ではなく「何をしたいか」で書かれていることです。

  • 通りにくい書き方:「プレゼンの練習がしたいです」
  • 通りやすい書き方:「今日は教材を使いません。私が7分話すので、その間は止めないでください。終わったら、話す速さ・間の取り方・専門用語の発音の3点についてコメントをください」

講師側の行動が主語になっている文にすると、精度が上がります。リクエスト欄の書き方全般はオンライン英会話のリクエストが講師に伝わらない時の対処法にまとめてあります。

もうひとつ。予約の時点で講師を選ぶことも効きます。プロフィールに「Business English」「Presentation」といった対応分野が書かれている講師と、日常会話中心の講師とでは、フィードバックの粒度が変わります。

サービス選び:ビジネス特化型か、総合型か

ここまでは「いま契約しているサービスで頼む」前提でした。これから選ぶ、あるいは乗り換えを考えている場合は、ビジネス特化型と総合型のビジネスコースのどちらかになります。

サービス選び | ビジネス英語

ビジネス特化型と総合型のビジネスコース

プレゼン練習という目的に絞った場合の見え方です

講師の職務経験月額の水準日常会話にも使えるか
ビジネス特化型(例:ビズメイツ) ビジネス専業 ○ ビジネス経験を要件にしている △ 毎日1レッスンで月額14,850円 △ 教材はビジネス中心
総合型のビジネスコース(例:レアジョブ ビジネス英会話コース) 総合型の上位コース △ 選抜された講師が担当 ○ 毎日25分で月額12,980円 ○ 同社の日常英会話教材も選べる
  • ※金額はいずれも2026-09-05に各公式サイトの料金ページで確認した表示です。改定される場合があるため申込前に公式をご確認ください
  • ※どちらが優れているかではなく、目的が本番前の一時的な練習か、継続的なビジネス英語の底上げかで向き不向きが変わります

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ビジネス特化型:ビズメイツ(Bizmates)

ビジネス英語に特化したサービスです。公式の料金ページには、毎日1レッスンのプランが月額14,850円(初月は半額の7,425円と表示)、毎日2レッスンが月額21,450円、レッスンは25分と記載されています(最終確認日:2026-09-05)。

教材はビジネスシーンを想定した構成で、プレゼンや会議を扱うレッスンが含まれます。本番用の原稿を持ち込んで練習したい場合も、教材レッスンとの切り替えができるかは無料体験で必ず確認してください。ここが確認できないまま契約すると、「教材を進めるレッスン」に固定されてしまう可能性があります。

デメリットもはっきりしています。日常会話をゆるく続けたい人には割高で、教材の方向性も合いません。また、月額はビジネス特化型としては標準的ですが、総合型の日常英会話プランと比べると高い水準です。

別の選択肢:レアジョブ英会話のビジネス英会話コース

「プレゼンのためだけに乗り換えるのは大げさ」という場合は、総合型の上位コースという選び方もあります。レアジョブ英会話のビジネス英会話コースは、公式ページに月額12,980円・毎日25分・レベル別に500レッスンで構成される主要教材と記載があり、扱うシーンとして会議・交渉・プレゼンテーションが挙げられています(最終確認日:2026-09-05)。

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練習を始める前に確認しておきたい注意点

守秘義務に触れる内容を持ち込まない。 未発表の製品名、社内の数字、顧客名などをそのままレッスンで話すのは避けてください。固有名詞をダミーに置き換え、数字を丸めても、デリバリーの練習としては十分に成立します。ここは会社のルールが優先されます。

スライドの画面共有ができるとは限らない。 レッスンで使う通話ツールはサービスによって異なり、画面共有の可否も一律ではありません。共有できない前提で、原稿と話す順番だけで練習できるように準備しておくと安全です。

効果には個人差があります。 数回のレッスンで流暢さそのものが変わるわけではありません。この記事で扱っているのは「本番で崩れやすい部分を、事前に一度通しておく」という現実的な範囲の話です。

よくある質問

Q. 原稿の英文添削もレッスンでやってもらえますか。 サービスによります。25分の中で長文を添削すると、話す時間がほとんど残りません。テキストの直しはレッスン外で済ませ、レッスンは声に出す用途に使うほうが時間対効果は高くなります。

Q. 講師にスライドを事前に送れますか。 一般に、レッスン前の個別の資料送付には対応していないサービスが多いです。チャット欄に要旨をテキストで貼る方法なら、多くの環境で使えます。

Q. 何回くらい練習すればいいですか。 決まった正解はありません。目安として、通し1回・冒頭の反復2回・質疑応答1回の計4回を本番までに入れられれば、時間超過と出だしの不安はかなり潰せます(これは筆者の考える組み立て方であり、効果を保証するものではありません)。

Q. 日本人講師のほうがいいですか。 プレゼンの構成そのものを日本語で相談したいなら日本人講師、本番同様に英語だけで通したいなら外国人講師が向きます。目的が違うので、両方を1回ずつ使い分ける手もあります。

こんな人におすすめ

  • 本番の日程が決まっている人:期限があるほど、型を絞った練習は機能します
  • 原稿はできているのに声に出していない人:この記事の型1から入るのが最短です
  • 質疑応答が怖い人:型3を1回入れるだけでも、想定の解像度が変わります

逆に、プレゼンの予定がまだ具体的でない人は、無理に専用の練習を組む必要はありません。通常のレッスンで話す量を増やすほうが先です。

※料金・無料体験条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

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